友人の悪行
お金持ちの友人J君 (中高校生時代のお話)
彼が行きつけ?のコンビニに行くと
店員は喜ぶ
店長は困る
という現象が起こる
理由はJ君はお金持ちの息子なのでお金持ちである
そして、買い物をしたら小銭のお釣りを店員に向かい投げるのである
あくまでチップのように渡すのではなく
「おりゃー」とか「ほれぇ」とかいいながら軽く投げるのである
千円札で百円のものを買っても900円分買ってもおつりは必ず店員に投げる
しかもいったん受け取ってから投げる
はじめのころは店長が投げられたお金をどうしたらいいのかと聞いてきたがJ君が拾った店員にあげるという会話を数回繰り返していたがしばらくしたら聞かなくなった
もちろんアルバイトの店員はよろこんで拾っていた
間違えると彼らの時給より高いからだ止めるようにいっても聞かない、必ず投げる
どんなに注意しても怒っても宥めても説得しても、必ず投げる
さすがに高校も後半になったころにはしなくなったが、大人になった今この話をすると赤面しながら参ったごめんを連呼している
今はきちんとお釣りを受け取りしかるべき場所にきちんと寄付している
完全に中二病だったのだと思う
若気の至りというには恥ずかしいJ君の悪行の過去だろう