エールず

日々のあれこれ

【 OUT 】上巻 下巻 桐野夏生

村野ミロ シリーズ お疲れ様でした

 

桐野夏生 OUT 1997年出版 もうそんなになるんですねぇ

1998年 日本推理作家協会賞 受賞  

2004年 米 エドガー賞 長編賞にノミネート

因みにこの年の受賞作は イギリス 推理作家 イアン・ランキン Ian Rankin の

リーバス警部シリーズ 第13弾 蘇る男 Resurrection Men

このシリーズ大好きなんですよねぇ 初期の 第2弾 ホームズ刑事を仲間に引き込むあたりは笑えます 冒頭の引用はネタバレするので ちょっと余計かなとも思うけど

 

話を戻して っと

OUTって題名 まさにって感じですねぇ 色々 アウトォォォ って感じです

 

別段 難しいミステリでは無いし ネタ的にも特殊って感じでも無し 展開の速さもそれなり

分ければ 黒のシリーズ なんでしょうけど そんな 精神的にドロドロしたモノや

心の深淵を覗かれる様な作品ではなく

 

誰もが 持っている常識を本当の少し間違えてしまい 取り繕う内に深みに嵌って行く

 

普通の人が 普通にちょっと間違えて 普通にOUTって 感じです

 

 

【 OUT 】上巻 下巻 桐野夏生

 

(あらすじ)

 

42歳 香取雅子  元信用金庫 行員

51歳 吾妻ヨシエ 認知症の姑を介護中

40歳 城之内邦子 買い物依存症

30歳 山本弥生 類稀な美貌

 

東京郊外 住宅街の外れにある弁当工場

 

女達は

それぞれ 少し壊れた家庭を持ち

それぞれ 少し綻んだ心で

それぞれ 微妙な均衡を保っていた

よく有る理由で 深夜パートで弁当を作っていた

 

ある日 激情にかられ美しい女が激高し夫を殺してしまう 同じ班で弁当を作っていた賢い女に助けを求める

大した理由は無いが賢い女は 美しい女を助けるために 弁当作りで同じ班の 人は良いがちょっと頭の悪い女と 欲は深いが底の浅い女を仲間に引き込み遺体を遺棄する

上手く行くよう見えたが 底の浅い女が。。。

 

 

全ての女が 持っている多面性を分離したら この女たちが出来上がるのかもしれない

 

仮面を被り 生きるのは 楽しいですか?

 

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amzn.to結末が違って 映画も面白いですよね

 

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